2013年11月12日火曜日

今日を生きる

拒食症で倒れ病院に運ばれ検査。

拒食症の他に肝硬変が言い渡され

自暴自棄になりながらもお酒を止めれない日々。

そんなある日出会った一回りも下の青年。

見て直ぐに拒食症とわかる骨と皮の私なのに

彼は普通の人に接するように私に接してくれた。

「飯食えよ!」

「食べられないんだもん」

「無理しなくても良いけど食えるもの食えよ!」

スナックで働いていた私に時々言葉を掛けてくれる。

つっけんどんだけど言葉の中に優しさを感じ

いつしか私は恋に落ちた。

ボロボロの体の私は一回りも年上。

彼の重荷になるのからと気持ちを隠して

普通のお客様と同じように接客していた。

そんなある日突然お店で倒れてしまった私。

病院で目覚めると彼の顔が

「いろいろ聞いているけど自分の体傷めるのもうやめなよ!

 俺がお前守ってやるから自分虐めるなよ!」

病院のベットに寝ている私の左薬指に

そっと指輪を嵌めてくれた。

「こんな汚いお婆ちゃんの様な私でも良いの?」

「外見に惚れた訳じゃない!お前の中身が好きなんだ!」

「結婚してくれ!」

涙が零れて止まなかった。

あれから20年今も変わらず

毎日私の体を心配したくれる彼。

私の体がいつまで持つかわからないけど

いつまでも彼の側にいたいと願う。

神様♪今日を生かしてくれてありがとう♡