拒食症で倒れ病院に運ばれ検査。
拒食症の他に肝硬変が言い渡され
自暴自棄になりながらもお酒を止めれない日々。
そんなある日出会った一回りも下の青年。
見て直ぐに拒食症とわかる骨と皮の私なのに
彼は普通の人に接するように私に接してくれた。
「飯食えよ!」
「食べられないんだもん」
「無理しなくても良いけど食えるもの食えよ!」
スナックで働いていた私に時々言葉を掛けてくれる。
つっけんどんだけど言葉の中に優しさを感じ
いつしか私は恋に落ちた。
ボロボロの体の私は一回りも年上。
彼の重荷になるのからと気持ちを隠して
普通のお客様と同じように接客していた。
そんなある日突然お店で倒れてしまった私。
病院で目覚めると彼の顔が
「いろいろ聞いているけど自分の体傷めるのもうやめなよ!
俺がお前守ってやるから自分虐めるなよ!」
病院のベットに寝ている私の左薬指に
そっと指輪を嵌めてくれた。
「こんな汚いお婆ちゃんの様な私でも良いの?」
「外見に惚れた訳じゃない!お前の中身が好きなんだ!」
「結婚してくれ!」
涙が零れて止まなかった。
あれから20年今も変わらず
毎日私の体を心配したくれる彼。
私の体がいつまで持つかわからないけど
いつまでも彼の側にいたいと願う。
神様♪今日を生かしてくれてありがとう♡